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交通誘導員は長時間立ちっぱなしって本当?

交通誘導員や警備員の仕事は立ちっぱなし、というイメージを持っている人も多いかもしれません。しかし、これは現場によって大きく条件が異なります。そこでここでは、交通誘導員や警備員の仕事は長時間立ち続けて仕事をしなければならないのか、という点についてまとめました。

回答:答えは「ケースバイケース」

交通誘導員や警備員の仕事が立ちっぱなしかどうかという点については、現場により異なるためケースバイケースといえるでしょう。

基本的に立つことが多い仕事ではあるものの、適宜休憩を取ることもできますし、中には座哨業務というケースも。また、同じ会社でも現場ごとに条件が異なる場合もあります。

立ち仕事だが休憩はある

警備員の仕事は基本的に立ち仕事ではあるものの、こまめに休憩を取ることができます。一般的に1〜2時間に1回、10分程度の休憩が取れると思っておくと良いでしょう。

交通誘導員の仕事においても、業務時間の間はずっと立ちっぱなし、ということはありません。ずっと同じ場所に立っているわけではなく、適宜動きながら仕事をすることになりますので「同じ姿勢でいたから疲れた」ということもないでしょう。

また、交通誘導員の場合は休憩時間が決まっているわけではないことが多く、適宜様子をみながら休憩を取ることになります。状況に合わせながらこまめに休憩できるため、体力面で不安を抱えている人でも安心して仕事ができる環境といえます。

座哨業務もある

警備員の業務の中には、現場によっては「座哨業務」と呼ばれるものもあります。これは、決められた場所で座ったまま警備にあたることを指しています。警備中は椅子に座って姿勢を正した状態で警備を行うのが基本となります。

場合によっては来客が少ない時などに気分が緩んでしまうかもしれませんが、今自分は警備の仕事をしているのだ、という気持ちを常に忘れずに業務にあたることも大切です。

足の痛みを防ぐには?

基本的に立ち仕事となる警備員は、足の痛みに悩まされがち。ここでは、立ち仕事をする上で覚えておきたい、足の痛み対策についてご紹介します。

足腰の負担軽減にはストレッチが有効

仕事中に足や腰にかかってくる負担を軽減するためには、まずストレッチを行うことが大切です。

同じ姿勢を長時間続けてしまうと痛みを感じてしまうことが多くなりますが、仕事の合間に簡単なストレッチを行うだけでもかなり違いますので、ぜひ試してみましょう。

難しいストレッチから行おうとするのではなく、定期的にかかとを上げ下げしたりするのもおすすめ。休憩中にはただ座っているだけではなく、わずかでもストレッチする時間を設けると良いでしょう。

太ももの裏や肩、腰などちょっと凝り固まっていると感じる部分を伸ばしたり動かしたりすると、負担の軽減に繋がります。

例えば太ももの裏のストレッチを行う場合には、下記のような方法がおすすめです。

  1. 立ったまま片足を一歩分前に出す
  2. 前に出した方の足のつま先を上げ、かかとのみを地面につけた状態にする
  3. 前に出した方の足の膝はしっかりと伸ばしたまま、ゆっくりとお尻を後ろに突き出す

このストレッチを行うことにより、太ももの裏の筋肉が伸びているのを感じられるはず。片方の太ももの裏をしっかりと伸ばしたら、もう片方の足でも行いましょう。

このように、無理のない範囲でできるストレッチを取り入れることによって、足腰へかかる負担を軽減して痛みを予防できる場合があります。もちろん痛みを感じる人は無理をせずに。体の調子に合わせてストレッチを行うことも大切です。

仕事終わりには入念にマッサージ

仕事の後にはしっかりとマッサージを行うと、痛みを予防できるだけではなく、次の日に足の疲れを持ち越すことも少なくなるでしょう。お風呂に入っているときに湯船の中でゆっくりとマッサージを行ったり、入浴後に体があたたまっている状態でマッサージを行うのがおすすめです。

また、足の痛みや負担を軽減するにはサイズが合った靴選びも大切。さらに、靴選びは事故防止の観点からも重要なポイントです。自分に合った靴をしっかりと購入しておきましょう。

安全靴の選び方

交通誘導員の仕事は、車が多く行き交う場所が現場になることがほとんど。車のタイヤに踏まれてしまう可能性がゼロではないということを考えると、安全靴の着用は必須です。そこで、交通誘導員の仕事に欠かせない安全靴についても知っておきましょう。

安全靴の種類

安全靴とは、JIS規格ににおいて合格し、定められた安全性を満たしている靴を安全靴のことです。先芯を入れることで着用者のつま先を守ることに加え、滑り止めを備えています。

この安全靴には、さまざまな種類があります。大きく3種類の安全靴があり、くるぶしの下までの「短靴」、くるぶしの上までの長さの「中編上靴」、そしてスネの下までの長さの「長編上靴」に分けられています。

さらに、安全靴にはさまざまな付加的性能がありますので、安全靴を選ぶ際にはどんな性能を持った靴なのかをチェックしておきましょう。ここでは4種類の付加的性能について紹介します。

耐踏み抜き性

現場の地面にある、釘や石などを誤って踏んでしまうことによるけがを防ぐためのものです。尖ったものを踏んだとしても、それが靴の中まで貫通しないような工夫がしてあります。

甲プロテクターの耐衝撃性

安全靴は、先芯を入れることで着用者のつま先を守るものが一般的ですが、中には、足の甲の部分まで覆って足を守るものがあります。この安全靴を履くことにより、つま先だけではなく足の甲まで守れますので、より安全に仕事を行えるようになります。

かかと部の衝撃エネルギー吸収性

かかと部分にかかる負担を軽減してくれます。基本的に立ったまま行う業務ですし、時には歩き続けることもありますので、かかとへの衝撃を吸収することで足の負担を減らしてくれます。このような安全靴を履くことで、足が疲れにくくなります。

耐滑性能

水や油で濡れている地面を歩いた場合に、転倒してしまうリスクを軽減してくれます。通常の安全靴も滑りにくいようにできてはいるものの、やはり滑りやすい場所では体に力が入ってしまうため疲れやすくなります。そのため、耐滑性を高めた安全靴を選ぶと安心して業務を遂行できます。

安全靴の選び方ポイント

安全靴は交通誘導員や警備員の仕事行う上で大切な装備ですが、安全靴を選ぶ場合のポイントをチェックしておきましょう。

会社指定の内容をチェックしておく

業務を遂行する上でどのような服装をするべきか会社ごとに異なりますので、まずは自分の会社でどのような基準が定められているかを確認しておきましょう。安全靴が必須の場合もあれば、必須ではないと定めている場合もあります。 必須とされている場合には、どのような安全靴を購入するべきか確認した上で購入しましょう。

JISマークがついているか

「JISマーク」とは、日本工業規格(JIS)が定めているルールを全て満たしている製品につけられているマークです。安全靴にはこのJISマークがついていることが必須となっていますので、しっかりとマークがつけられているかどうかをチェックしておきましょう。

サイズが自分の足に合っているか

業務を行う際にいつも使う靴が大きすぎると歩く時に疲れてしまいますので、自分の足に合ったサイズを選ぶようにしましょう。靴のサイズはメーカーによって微妙に違うことがありますので、可能であればしっかりと試着するのが理想です。

また、足の疲れを和らげるためにはインソールを使用するのも良い方法。その場合には、インソールを入れることを考慮してサイズ選びを行うと良いでしょう。

動きやすいかどうか

サイズが合っている安全靴が見つかったら、その靴を履いたまま少し歩いてみましょう。違和感なく動くことができるのであれば問題ありません。サイズが合わないものを履いていると、靴ずれなどのトラブルが起きてしまうこともあります。

気温などに合わせたものを選ぶ

安全靴の中には、内側にボアをつけることで足があたたかく感じられるようなものも。冬の交通整理などの場合には、このような安全靴を使用することによって寒さを和らげることができるでしょう。また、夜の現場で履くのであれば反射材がついているものが望ましいです。

「どの季節に履くか」「どのような現場で履く安全靴なのか」といった部分まで考慮して選ぶことがおすすめです。

まとめ

交通誘導員は立って仕事を行うことが多いものの、休憩はこまめに取ることができる現場が多いようです。ただし、足腰の負担を減らすためのストレッチやマッサージ、安全に仕事を行うための安全靴など、交通誘導員の仕事をする上で覚えておきたいポイントも紹介しました。少しでも体に負担がなく仕事ができるよう、この記事の内容を参考にしてみてください。

取材協力:アクティサポート
株式会社アクティサポートHP

引用元:アクティサポートHP https://www.saiyo-actysupport.com/

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