働いている人が底辺って本当？

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交通誘導員は底辺の仕事と言われることがありますが、本当にそうなのでしょうか。

1日中立ちっぱなしの肉体労働であることは確かですが、だからといって底辺の仕事であるとは言えません。

交通誘導員の前職や働き手が多い世代、その他の特徴とともに説明します。

回答：答えは「ケースバイケース」

交通誘導員として働いている人が底辺かどうかについては、働く人や捉え方によってさまざまであるため、ケースバイケースといえます。

交通誘導員は、暑い日も寒い日も1日中屋外で立ちっぱなしのイメージが強いため、一般的なデスクワークに比べれば、ブルーカラー、肉体労働者と捉えられることもあるでしょう。

しかし、交通誘導員は工事現場や高速道路、商業施設などで人命を守る大切な仕事です。収入の面でも出勤日数が多い人は、会社員よりも稼いでいるケースもあります。

交通誘導員よりも過酷で待遇が悪い仕事も少なくないため、一概に底辺の仕事であるとはいえないでしょう。

交通誘導員は世間で言われるように本当に底辺の仕事なのでしょうか。だとしたら、他の仕事から転職する人の数は少ないはず。

しかし、実際にはさまざまな職歴を持った人が、未経験者であっても交通誘導員の仕事に就くことも少なくありません。

前職として多い仕事や交通誘導員に多い世代などを通して、交通誘導員の仕事が底辺とは言えないことを説明します。

交通誘導員の前職として多い仕事は、トラック運転手や営業職、建設現場スタッフなど、肉体労働者からいわゆるホワイトカラーまでさまざまであるため、どんな前職が多いとは一概には言えません。

ただ、それまでに交通誘導員を経験したことがない未経験者が多いことが大きな特徴。

交通誘導員としての知識や現場実習を伴う研修が充実しており、独り立ちできるまで先輩スタッフが親身になって指導してくれるため、前職が問われることもありません。

交通誘導員の現場では10代後半から60代以上の幅広い世代が活躍しています。総務省統計局が調査した平成28年度賃金構造基本統計調査では、警備員の平均年齢は50歳（※1）。

プログラマー31.6歳、医師41.8歳、販売店員37.6歳、大工40.6歳（※2）と比較すると、かなり年齢が高めであることがわかります。

※1　参照：警備保障新聞新社（http://www.ksnews.co.jp/back/?id=1489458897-484804）
※2　参照：e-Stat 政府統計の総合窓口（https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003084610）

交通誘導員は施設警備員に比べると体力が要求されますが、俊敏な動作や重い荷物の運搬などに、能力を求められるものではありません。

逆に、ひとつの仕事を長時間コツコツとこなす精神力や、通行人への細かい配慮や全体への気配りができるという点では、ある程度年齢を重ねた世代の人に向いていると言えるのかもしれません。

前職調査とは転職者を調査して直近5年間の職歴詳細を確認し、欠格事由の有無を明らかにすることです。

面接や試験、履歴書だけではわからないものであるため、信用第一の金融業界などでは費用をかけたうえで特に役職者を念入りに調査します。

交通誘導員は警備員のひとつであり、信用が重視されるとともに、警備業法により、警備員として不適格者と認められれば採用されません。

暴力団員との関わりや薬物中毒者、心身に障害があり職務に耐えられない者など、いくつかの欠格事由がありますが、実際には、面接で欠格事由に該当しないかどうかを確認するのみで終わることが多いようです。

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警備部　課長山内さん

アクティサポートからひとこと

アクティサポートでは、直近5年間の前職に関し在籍期間や勤務態度、素行不良の有無などを確認しています。直接確認が難しい場合には、在籍していた事の証明書を取り寄せて頂く事もあります。

弊社に在籍する交通誘導員の前職は、トラック運転手、営業職、土木作業員などさまざまであり、最近ではコロナの影響から接客業の人も多くなっています。

交通誘導員は高齢者でも未経験者でも就くことができる仕事。慢性的な人手不足の中で今後もさらに需要が高まるでしょう。人命を守り社会貢献ができる素晴らしい仕事であり、安定した高収入を得ることも可能です。

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