交通誘導のルール

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乗用車やバス、トラックなどはもとより、オートバイ、自転車、さらには近年注目のキックボードなど、様々な交通ツールが円滑に動けるよう、大きな役割を担っているのが交通誘導員に他なりません。そこには、どんなルールがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

交通誘導とは

そもそも「交通誘導」とは何なのかを、まずは明確にしておきたいと思います。交通誘導とは、警備法で2号業務に分類されており「人若しくは車両の雑踏する場所又はこれらの通行に危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、防止する業務」という定義がなされています。

例えば、道路工事の現場で通行止め区間の進入禁止を知らせ迂回路への誘導を行う、商業施設などの駐車場で車両と歩行者の接触事故防止のため双方を安全に誘導する、工事現場の出入り口や敷地内で工事車両を誘導するといった業務が代表格。その他にも、歩行者と車両の安全を確保する様々な業務があります。

交通誘導と交通整理の違い

上記の説明で、交通誘導とはどんな業務なのか、大まかにはお分かりいただけたのではないかと思います。一方、よく混同されてしまいがちなのが「交通整理」です。それこそ文字面だけ見ると、同じものと思ってしまうのも無理はありません。では、これらの違いとは何なのでしょうか?

端的に言えば、交通誘導は、研修や講習を受けた警備員が、歩行者や車両を円滑に動けるように「お願い」するもの。対して交通整理は、警察官(または交通巡視員)が道路交通法に基づき、法的拘束力をもって車両や歩行者を誘導することを指します。

つまりは、交通誘導は警備員が行うもので、あくまでお願いベース。従わなかった者を罰するといった法的根拠はありません。対して、交通整理は警察官(または交通巡視員)が法的根拠に基づき行うもので、指示に従わない場合、取り締まりの対象となります。

交通誘導のやり方

ほどんどの方は、道路工事現場や大規模施設の駐車場などで、警備員が交通誘導を行っている場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか。それこそ見よう見まねで出来るにではないかと思ってしまうかもしれませんが、そこまで単純で簡単なものではありません。場合によっては人命を左右することもある責任重大な仕事であることを、今一度、踏まえておくことが重要です。場面ごとの交通誘導のやり方を解説します。

車を停止させる

まず、誘導員は車両が進入してくる方向に立ち、誘導棒を上げます。次に、誘導棒を振って停止を促し、車両を停止させます。その後、誘導棒を下げ、停止位置を示します。

停止位置をはっきり示すために、誘導棒の先にはストップサインや、停止することを示す手振りのジェスチャーを使うこともあります。

車両が再度出発する際は、誘導員が手を挙げて合図を送り、安全な出発を促します。また、車両が停止する場所が狭い場合は、誘導員が車両の進行方向に向かって手招きすることで、より正確な停止位置を示すことができます。

車に進行を促す

停止した車に進行を促す、あるいは停止する必要はなく進行して構わないことを伝える場合は、右手で持った誘導棒で円を描くあるいは手招きをするようなジェスチャーを行い、左手で進んでよい方向を示すというやり方が基本。また、複数の車がいる場合、どの車に対しての指示なのかが明確に分かりやすいことも重要です。

加えて、不意に歩行者や自転車が車の進路上を横切ってくるということも起こり得ますので、周囲の状況や人の動きには十分に注意することが不可欠です。

車に徐行を促す

停止させる場合と同じく、アクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走に十分注意しながら、誘導棒を真横に伸ばし、地面と平行になるように構えます。その上で、ゆっくりと大きく上下に揺らすことで車に徐行を促します。

この時、速く動かしてしまうと、ドライバーはその動きに釣られてあまりスピードを落とさないことになりがち。ゆっくり大きく動かすことがポイントになります。ドライバーに無意識にスピードを緩める効果をもたらすとされています。

交通誘導員が活躍する場所

これまでご紹介した通り、交通誘導員の仕事には十分な心構えと業務内容に対する理解、そして明確な手順や手法というものが必要となることがお分かりただけたかと思います。その上でもうひとつ、交通誘導員が活躍するのは具体的にどんな場所なのかについても解説します

道路での交通誘導

道路工事を行う際に、車両や歩行者が安全かつ円滑に通行できるように誘導を行います。なかでも機会が多いのは、片側1車線の相互通行道路の片方を通行止めにし、双方から進行してくる車両を交互に停車させ、片側ずつ進行を促す業務になります。その他にも、片側複数車線の1車線を通行止めにする場合にはその手前で車線変更を促すことや、通行止めの場合は迂回路に誘導するなどの業務もあります。

イベント会場での雑踏整理

コンサートや大規模展覧会、スポーツ大会などでは、会場およびその周辺に人も車両も多数集まるため、事故発生の可能性も大きく高まります。そうした場合の雑踏での交通誘導は、会場内および会場周辺で群衆の動きを把握して安全を確保しながら、車両を駐車場へ誘導。また、その際、周辺道路の渋滞などの影響を最小限に留められるよう、スムーズな誘導が求められます。だからといって、歩行者の安全をないがしろにしてはなりません。そうしたさじ加減が腕の見せ所となります。

商業施設での案内誘導

ショッピングモールやアウトレット、大規模なスーパーやホームセンターなどで、駐車場の出入り口や駐車場内での安全確保を行う業務になります。そうした施設の駐車場では、混雑時に車両と歩行者が入り乱れるといったことが起こりがち。そうした場合に適切な誘導を行うことで、歩行者と車両あるいは車両同士の接触事故を防止します。また満車時には入場制限を適宜行い、場内の混乱を予防することも重要な任務となります。

工事現場などでの工事車両を誘導する業務

工事現場ではダンプカーやミキサー車、資材運搬のトラック、作業員を乗せたバスなどの車両がひっきりなしに出入りします。その際、歩道を通る歩行者や道路を走る一般車両との接触事故が起きないよう、安全を確保することが求められます。

また、工事の部外者や一般の車両が誤って進入しないようにするのも重要な任務。間違って進入してしまった場合には安全を図りながら退去を促すことも求められます。

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引用元:アクティサポートHP https://www.saiyo-actysupport.com/

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