夏場の熱中症対策は大丈夫?

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交通誘導員の仕事というと屋外で1日中立ちっぱなしというイメージが強いもの。

このところ、室内でも熱中症になる人が増加するなど、毎年のように夏場の気温が上昇しています。

夏場の炎天下、陽射しを遮るものが何もない状態で立ちっぱなしで業務を続ける交通誘導員に熱中症の心配はないのでしょうか。

回答:答えは「Yes」

大手警備会社が派遣する交通誘導員の夏場の現場では、熱中症対策が適正に行われていると言えます。

熱中症予防には、水分補給や塩分補給に加えて体温を下げるための工夫が必要です。

警備会社では、スポーツドリンクや塩飴、冷感グッズなどの支給、快適な制服など、さまざまな熱中症対策に取り組んでいます

現場で行われている熱中症対策

交通誘導員を派遣する会社の多くは、スタッフの熱中症を未然に防ぐため、現場でさまざまな熱中症対策を行っています。

塩分や水分を効果的に補給することができる飲食物や冷感グッズの配付のほか、着用する制服にも熱中症対策が施されているものも。

夏場の現場で行われている熱中症対策の一部を紹介します。

塩飴の配布・飲み物の配布

交通誘導員が夏場働く現場では、会社によって塩飴や飲み物が配布されることもあります

熱中症とは、体内の水分と塩分のバランスが崩れるため、体温調節や循環調節の機能がうまく働かず、めまいや頭痛、大量発汗などのさまざまな体の不調が引き起こされるもの。

真水を飲んでも吸収されにくく、失われたナトリウムや糖分を補給するためにも、スポーツドリンクなどの飲み物がおすすめ。

また、梅干しや塩飴なども塩分補給に効果的です。

熱中症になりやすい体質であれば、経口補水液を準備しておくといいでしょう。

冷感グッズを配布

夏場の交通誘導員の現場では、水分や塩分の補給とともに体温を効果的に下げることができる冷感グッズを配付することもあります

ネッククーラーは、保冷剤が仕込まれた細いマフラー状のもので、水に濡らすだけで心地よい冷たさを感じることが可能。事前に凍らせておくことでさらに涼感が長続きします。

服に吹きかけるだけでひんやりとした涼感を得られる冷感スプレーもおすすめ。体全体に吹きかけることで瞬時に体温を下げることもできます。

ポケットに収まるミニタイプのものであれば、業務中のちょっとした合間に使用することも可能です。

また、業務中の使用はできませんが、携帯できるコンパクト扇風機であれば、休憩中に風で汗や熱を蒸発させることにより、体温を下げる効果が期待できます。

夏場の制服を通気性のよい素材に

大手の警備会社では、冬場、夏場に快適に仕事ができるよう、制服の素材にもこだわりが

通気性や速乾性に優れた素材を使った制服であれば、汗を蒸発させることによって効率的に体温を下げて夏場の暑い現場でも快適に仕事をすることができます。

また、交通誘導員本人がインナーに通気性や吸湿性に優れた涼感素材を用いることにより、熱中症予防につながることも。

メッシュ素材をメインとしたインナーであれば、蒸れやベタベタ感も軽減できるでしょう。

さらに、建設現場の作業員など、屋外で作業をする人向けの空調服も人気です。

空調服は両脇付近の穴に小さなファンが取り付けられており、外気を送り込んで内部で空気を循環させることで体温を下げることが可能。体表面の熱を奪うことができるため、夏場の快適性の向上が期待できます。

今後は警備会社でも普及していくでしょう

自分でできる暑さ対策

水分補給

こまめに水分を補給することが重要です。特に、ミネラルウォーターや経口補水液、スポーツドリンクが効果的です。カフェインを含む飲み物は利尿作用があるため控えましょう。水分補給の際には、冷たい水よりも常温の水を飲むことで体に負担をかけずに吸収できます。また、夏場は水分だけでなく塩分も一緒に補給することが大切です。

携帯扇風機

小型の携帯扇風機を活用して、顔周りや首を冷やすことができます。首掛け型のファンも便利です。扇風機の風を体に当てることで、汗を蒸発させて体温を効率よく下げる効果があります。首掛け型のファンは両手が自由になるため、警備業務中でも使いやすくおすすめです。(ただし使用可能かは、現場による)

コンプレッションウェア

吸水速乾性に優れたコンプレッションウェアは、汗を吸収し速やかに乾燥させることで体温を調整するのに役立ちます。コンプレッションウェアは、体を適度に締め付けることで血流を促進し、疲労を軽減する効果もあります。夏場は接触冷感タイプのウェアを選ぶことで、さらに涼しさを感じることができます。

熱中症予防におすすめの食事

トマトやキュウリ

トマトやキュウリは水分とビタミンが豊富で、暑い日に最適です。トマトにはリコピンが含まれており、抗酸化作用によって体のダメージを防ぐ効果も期待できます。また、キュウリは水分補給に適しており、手軽に食べられるのも魅力です。

豚肉

ビタミンB1が豊富で、疲労回復に効果的です。玉ねぎやニラと一緒に摂取することで、ビタミンB1の吸収を助けます。夏場は体が疲れやすいため、ビタミンB1を積極的に摂取することで体力を維持しましょう。豚肉はスタミナをつけるためにもおすすめです。

梅干し

塩分とクエン酸が豊富で、熱中症予防に効果的です。少量を食べることで必要なミネラルを補給しましょう。梅干しは塩分補給だけでなく、食欲が落ちがちな夏でも食べやすい食品です。おにぎりに入れたり、冷やしうどんに添えるなどして、手軽に摂取しましょう。

スイカ

スイカは水分が豊富で、カリウムやシトルリンも含まれています。カリウムは体内の水分バランスを整えるのに役立ち、シトルリンは血流を改善する効果があります。暑い日にはスイカを食べて、水分と栄養を同時に補給しましょう。

ヨーグルト

ヨーグルトには腸内環境を整える効果があり、夏場の体調管理に役立ちます。さらに、ヨーグルトに果物を加えることで、ビタミンや水分も一緒に摂取できます。バナナやブルーベリーなどの果物はエネルギー補給にも効果的です。

夏の現場の注意点

夏場の警備業務では、熱中症を防ぐために次の点に注意が必要です。

十分な睡眠

睡眠不足は体温調整を妨げるため、熱中症のリスクを高めます(※)。特に、連日の夜勤が続く場合は、日中に十分な睡眠を取ることが難しくなりますが、できるだけ静かな環境で快適な睡眠を確保するよう心掛けましょう。

※1 情報参照元:環境省「熱中症予防情報サイト」HP
https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_3-1.pdf

直射日光を避ける

できるだけ日陰に立ち位置を調整し、直射日光を浴びる時間を減らしましょう。帽子や日傘を活用することも効果的です。また、日焼け止めを使用することで、紫外線から肌を守り、熱中症のリスクを軽減します。

適切な休憩

休憩時間には冷房の効いた場所で体を休ませ、体温を下げることが大切です。冷却シートやアイスパックを使用して体を冷やすことも効果的です。休憩時間を有効に使って、体の疲れをしっかりと取ることが重要です。

こまめな体調確認

自分自身だけでなく、同僚の体調にも注意を払いましょう。顔色が悪い、汗のかき方が異常であるなどの兆候が見られた場合は、すぐに休憩を促し、必要であれば医療機関での診察を受けるようにしましょう。

熱中症になった際の対処法

万が一、熱中症になってしまった場合には、次の対処を行います。

涼しい場所へ移動

日陰や冷房の効いた場所に移動し、横になって体を休めます。足を少し高くすることで血流を改善します。これにより、脳への血流を確保し、意識障害のリスクを軽減します。

体を冷やす

首や脇の下、足の付け根など太い血管が通る部分を冷やすと効果的です。濡れタオルや保冷剤を使用して、体温を素早く下げることを目指しましょう。冷やす際には、冷却シートを使用するのも効果的です。

水分と塩分の補給

ミネラルウォーターや経口補水液を摂取し、体内の水分と塩分を補います。ただし、自力で飲めない場合は無理をせず、医療機関で点滴などの処置を受けましょう。吐き気や嘔吐がある場合は、無理に飲ませることは避けてください。

救急車の呼び出し

重度の熱中症が疑われる場合、意識が朦朧としている、返答が鈍い、体温が非常に高いなどの症状が見られる場合は、迷わず救急車を呼びましょう。熱中症は早期の対応が重要です。

熱中症による災害事例

警備業における熱中症の労働災害は、2023年には死傷者数が114人に達し、6人の死亡者が出ています(※1)。暑い時期には、現場での適切な対策が欠かせません。過去には、対策が不十分なまま高温の現場で作業を行い、命を落とすケースも報告されています。

警備会社や依頼者は、労働者が安全に働ける環境を整える義務があり、熱中症対策が不十分である場合には法的な責任を問われることもあります。

例えば、ある現場では、適切な休憩場所が提供されておらず、直射日光の下で長時間作業を続けた結果、複数の警備員が体調不良を訴え、そのうちの一人が熱中症で亡くなったケースがありました。このような事態を防ぐためにも、事前の準備と現場での対策が重要です。

また、2023年の夏には、高温多湿の中で交通誘導業務に従事していた警備員が、適切な水分補給ができなかったために意識を失い、最終的に死亡するという痛ましい事故も発生しました。この事故では、交代要員が手配されておらず、一人の警備員に過剰な負担がかかっていたことが問題視されています。

こうした事例から学ぶべきことは、現場でのこまめな休憩と水分補給の重要性、そして警備員同士の連携が不可欠であるという点です。警備会社は、交代要員の配置や、適切な休憩場所の確保など、労働者が安心して働ける環境を提供する責任があります。

※1 情報参照元:厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/001100761.pdf

アクティサポートからのコメント

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警備部 課長山内さん

アクティサポートからひとこと

アクティサポートでは、常に交通誘導員が快適に業務を遂行することができる環境に配慮しており、夏場、熱中症が心配される現場では、飲み物の配布などスタッフへの配慮を行っています。

また、炎天下で継続した長時間勤務により体調不良を起こさないよう、スタッフのシフト体制にも工夫。夜間や深夜帯の業務を増やすことにより熱中症を防ぐことも可能です。

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引用元:アクティサポートHP https://www.saiyo-actysupport.com/

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