交通誘導員の仕事内容とは?

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こちらの記事では、交通誘導員の仕事内容について詳しく紹介しています。また、誘導棒を使った交通誘導についてもまとめていますので、交通誘導員の仕事をしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

交通誘導員の仕事内容

交通誘導員は、道路工事、建築現場など必要な場所で車両の誘導や通行人の誘導に加えて、交通整理などを行うことが仕事内容です。このような役割を持つ交通誘導員の仕事は、警備業法上で「2号業務」とされています。

この2号業務は、「交通誘導警備業務」「雑踏警備業務」に分かれますが、その中で「交通誘導警備」はさらに3種類に分類されています。

道路での交通誘導

道路ではたびたび工事が行われていますが、この工事を行う場合に交通誘導を行うのも交通誘導員の仕事です。この道路での交通誘導は、下記の2種類に分けられます。

  • 片側通行の場合の交通誘導
  • 一部区間の道路全体を通行止めとする場合の交通誘導

「片側通行の場合の交通誘導」は、道路の前後に進入して来る車を交互に停車させつつ、スムーズに進行を誘導する事によって渋滞が発生しないように対応します。

「一部区間の道路全体を通行止めとする場合の交通誘導」は、現場に通行止めの看板を設置し、通行止め区間に進入しようとして来る車に対して合図を送って停止し、迂回道路の説明などを行います。

このような道路工事は、交通量が少なくなる夜間に行われるケースも多く、交通誘導の仕事も夜間の勤務となることもあります。

工事現場での車両誘導

交通誘導員は、工事現場での車両誘導も行います。この場合は、下記の2種類の誘導に分けられます。

  • 敷地内での車の誘導
  • 工事現場の敷地の出入り口での車の誘導

建築現場では工事車両の出入りも多いため、車両の死角に障害物や人、他の車などがないかを確認しつつ、安全に車が移動できるように誘導を行います。また、工事現場の敷地の出入り口では、付近を車や歩行者も行き来しますが、まずは人や車を優先して安全に誘導し、その後工事車両の誘導を行います。

商業施設での交通誘導

多くの人が訪れるショッピングモール・大型商業施設などでも、さまざまな交通誘導を行います。この場合は下記の2種類に分類されます。

  • 歩行者の安全を確保するための誘導
  • 駐車内の誘導

「歩行者の安全を確保するための誘導」は、歩道を歩いている歩行者が安全に行き来できるように、駐車場内を出入りしている車を停止させます。

また「駐車場内の誘導」は、駐車場内を行き来する歩行者の安全を確保しつつ、車がスムーズに駐車できるように誘導を行います。もし駐車場が満車となっている場合は看板などでその旨を知らせ、渋滞が起こらないように対応します。

誘導棒を使う合図

車を停止させる

車を停止させる場合は、停止させたい車の正面に立ちます。そして、誘導棒を頭の上で横に倒して「停止」の合図をします。

また、車に向かって停止を予告する場合は、手首や肘を曲げずに誘導棒を左右に振ります。これが「注意の合図」と呼ばれるものです。停止予告をした後、車が接近してきたら誘導棒を水平のまま肩の高さまで下ろし、車の停止をお願いする、という流れになります。

進行を促す

車の進行を促す場合は、まず周りの安全を確認することが大切です。安全であることが確認できたら、車の側面方向に向いて車の進行方向に誘導棒を持っていない方の腕を水平に上げ、さらに誘導棒を持っているもう片方の手を下から進行方向に振ります。

このように下から誘導棒を振るのが進行を促す合図です。しかし、誘導員によっては誘導棒を上から降ったり、誘導棒を回すことで進行を促すといったケースもあります。

交通誘導は指示や命令ではない

交通誘導員は車や歩行者に対して停止や進行をお願いする事によって、スムーズに交通誘導を行っていきます。ここで注意しておきたいのが、交通誘導は「お願い」であり「指示」や「命令」ではない点です。

そのため、実は運転手は交通法規さえ守っていれば、もし交通誘導員の指示を無視したとしても法的な問題はないといえます(交通誘導員ではなく、警察官や交通巡査員による交通整理が行われている場合は別です)。しかし、交通誘導員がいる場合には工事を行っていたり、片側交互通行になっているケースも多いため、もし交通誘導員の指示を無視した場合は事故が発生する可能性もゼロではありません。

以上から交通誘導はあくまでお願いであるものの、スムーズに車や歩行者が通行できるように、周りの状況に合わせながら誘導をしていく点が大切なポイントとなります。

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引用元:アクティサポートHP https://www.saiyo-actysupport.com/

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