交通誘導員の服装とは?

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交通誘導員の服装については法律による規定がありますので、好きな服を着て警備にあたるといったことはできないようになっています。こちらの記事では、交通誘導員をはじめとする警備員の服装はどのような規定があるのか、といった点についてご紹介していきます。

交通誘導員の制服着用義務

交通誘導員をはじめとする警備員は、その職務に就くにあたって規定の制服を着用する必要があるということが警備業法により定められています。この点から、決められた服装以外の服を着て仕事をした場合には、法律に違反してしまいます。

なぜ法律でこのようなことが定められているのかというと、ひと目で警備員であることが分かれば犯罪などの抑止が期待できるためです。さらに事故や火災などがあった場合にも、制服だけで警備員であるとわかるため、人の誘導がしやすいことなどが理由として挙げられます。

実際に警備員が着用する制服は各警備会社が決めますが、色や様式については警備業法に則った形で決める必要があります。

そのため、交通誘導の職務にあたる場合には、貸与された制服をしっかりと着用することが大切です。

警備業の「服装届」

警備会社の制服は、警備業法に則って具体的な様式を決定した上で、「服装届」を都道府県の公安委員会に提出することが定められています。この服装届を提出すると、その警備会社の警備員は許可を得た制服を着られるようになります。

警備業法においては、「警備員の制服は一般の方が警察官や海上保安官と区別できるデザインにしなければならない」と決められています。例えば警察官の場合は、右肩にエンブレムが付けられており、左胸には階級章がついています。ちなみに右肩のエンブレムは都道府県ごとに異なります。それに対し、警備員の制服の場合には、胸と片腕の上部に所属する会社の標章(ワッペン)が付けられているため、警察官と見分けられるようになっています。この標章は警備会社ごとに異なります。

また、届出書にはほかにも届出が必要なものがあります。

警備員の服装においては、「頭(帽子やヘルメット)」についても届出を行います。これは「制帽」と呼ばれていますが、警備会社の記章を貼ることが決められています。また、実際に警備員が着用する帽子やヘルメットはどのようなものでもよいわけではありません。ここでも、あらかじめ警備会社が届出を行った帽子・ヘルメットの着用を行うことが決められているので、注意しましょう。

上衣

「上衣」とは、シャツやジャケット、防寒コート、ネクタイなどを指しますが、これらについても届出を行います。届出の内容としては、上衣それぞれに関して、色や形、ポケットやボタンの数、取り付け位置といった細かい内容について記入します。

こちらについても、あらかじめ警備会社が届出を行っているシャツやジャケット、防寒コート、ネクタイなどを着用することになるので、家から持参した別のシャツなどを着用してはいけません。

下衣

上衣と同様に、「下衣」の届出も必要です。下衣とは、スボンやスカート、防寒ズボンなどが該当します。下衣の場合も、色や形、ボケットやボタンの数、取り付け位置といった点について記入する必要があります。また、下衣についても警備会社によって届出されたものを着用することが義務付けられています。例え似ているズボンだったとしても、届出をしていないものを着用することはできません。

標章ワッペン

警備員の制服につける標章(ワッペン)についても届出を行います。このワッペンは警備会社の名称が表示されており、胸部と上腕部に取り付けられることになります。ワッペンについても警備会社が届出を行っているものを使用することが決められています。

また、標章ワッペン原寸大の面積図の届出も必要となっていますが、大きさについても規定があり「60㎠以上」とされています。届出における原寸大図には、「原寸大の図」「寸法」「面積の計算」の3点を記載する必要があります。

服装の着用写真

警備員の服装について届出を行う場合には、服装の着用写真を届け出る必要があります。この場合には、「正面からの写真」「側面(ワッペンを取り付けた側)の写真」が必要です。さらに、これらの写真については、正面写真・側面写真共に無背景のカラー写真(縦12cm×横8cm)を用意します。

その他

警備員の制服の場合には、警備を行う際に必要な小物などの届出も行います。例えば、ワッペン付きの夜光ベストやカッパなどが該当します。ワッペンが付けられたものは届出を行う必要があり、さらに他の項目と同じように、あらかじめ警備会社により届出が行われたものを着用します。

空調服は着用可能?

警備員は届出が行われた服装にて警備にあたる必要がありますが、夏にも決められた服装にて業務を行っています。ただし、最近では熱中症が社会問題となっているように、夏の暑さが過酷なものとなっています。そのため、空調服の導入が警備会社でも行われています。

この空調服は、暑い夏でも涼しく過ごせるように、両脇部分に穴が開けられており、そこからファンで風を送る仕組みになっています。このようにして、暑い季節も体を冷やせるように作られています。

ただし、警備服を空調服にするといったように改良を行うことはできません。万が一勝手に変更してしまった場合には罰金を課せられる場合もあります。

そのため、もし空調服の着用を希望する場合には、まずは警備会社に空調服を導入ができないか相談してみるようにしましょう。

警備員に支給される装備品

警備員の仕事は、交通誘導員の他にも商業ビルなどの警備、現金輸送車の護衛、身辺警護に至るまで、さまざまなものがあります。上記は全て「警備員」と呼ばれるものの、それぞれ仕事の内容が異なるため、身につける装備品も異なります。

交通誘導員の場合には、ジャケットやズボンといった制服のほか、ヘルメットや帽子、手袋といった装備品が貸与されます。さらに、注意を促すために使用する警笛や誘導棒といったものも装備品に含まれます。それに対し、現金輸送車の護衛や身辺警護の場合には、万が一の事態に備えて防弾チョッキが支給されたり、警棒などの護身用の用具が装備品として支給されたりします。ちなみに、現金輸送車の護衛や身辺警護に就くには、特別な資格が必要となります。

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引用元:アクティサポートHP https://www.saiyo-actysupport.com/

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